自分の開発品が認められて商品化されていく過程は心からワクワクします。

研究開発職
(2012年入社)

研究開発部
化成品研究グループ

Interviewインタビュー

自分の開発品が認められて
商品化されていく過程は
心からワクワクします。

出身は高い建物の少ない東北地方。だから大阪のビル群にはいまだに圧倒されています。

仕事内容を教えてください。

入社当時は電子薬剤にも関わっていましたが、今はコーティング剤の研究開発が中心です。その中で注力しているのが「スマートフォンの保護フィルムのコーティング剤」です。
実はスマートフォンの画面に貼る保護フィルムには、さまざまな機能をプラスするためのコーティング剤が塗られているんです。強度を高めたり、指紋の跡やホコリ、化粧品をつきにくくしたり、ブルーライトの影響を抑えたり。メーカーであるお客様からの多種多様なニーズに、日々研究開発という形で応えています。

どんな製品を開発していますか。

保護フィルムで多い要望が「ガラスライク」です。本物のガラス製の保護カバーは消費者には少々、割高。そこで、ガラスのような質感と硬度をコーティング剤でプラスした保護フィルムが今人気なんです。
保護フィルムはトレンドに左右される製品です。当社は受注開発だけでなくメーカー様への提案も行うので、そうした世の中の動きにも敏感でなくてはなりません。新聞や雑誌、インターネット、あらゆる情報源にふれながら、「これは面白そうだな」「使えるかも」と参考にしています。
大切なことはBtoB企業であっても製品ごとの最終ユーザーを意識すること。常に消費者が喜ぶ姿をイメージするようにしています。

私が勤める江坂の研究所には、関西以外の出身も多いです。

やりがいや難しさは
どんな時に感じますか。

自分の開発品に対してお客様からポジティブな反応をもらえると、やはり嬉しいですよね。別に100点の評価でなくてもいいんです。「ここをもっと良くして」とか、「こんな機能加えられないかな」でも、自分の開発品をきっかけに可能性が広がる手応えを感じた時、心からワクワクします。そしてもちろん、ひとつでも多くの開発品が商品化され、消費者の手に渡ってくれたら言うことありません。
難しいと感じるのは、「これは違う」と開発品を返された時です。中には、製造段階の話は企業秘密だから詳しく教えてもらえないケースもあって、そうなったら何がダメだったのか推測するしかありません。聞ける範囲でヒアリングを重ねたり、先輩にアドバイスをもらったりしながら処方を考え直します。大変ですが、そうしてつくり直した改良品が受け入れてもらえた時の喜びは、スムーズに仕事が運んだ時以上なんですよね。

入社前と後で
仕事への印象は変わりましたか。

もちろん、変わりました。思っていた以上に研究開発以外のスキルも必要ですね。例えばお客様とのコミュニケーション。基本的にお客様の要望は営業担当者を通して聞きますが、間接的に聞くのでは分かりにくい時や技術面での専門性がより必要とされる場合は直接ヒアリングに伺い、会話の中からニーズを汲み取っています。
また、商社的な対応が必要な時もあります。例えば、自社開発品であるコーティング剤の他に担当している塗料用の添加剤は、お客様の要望に応じて、国内外添加剤サプライヤー品の中から最適なものをセレクトして紹介しています。
こうした幅の広い動きに最初は戸惑いもありました。でも、お客様にとって最適な塗料用添加剤をセレクトすることも、コーティング剤の処方を考えることも変わらないと気づいたんです。ミーティングで外出するのも、気分転換になって頭がスッキリするし、何よりも直接聞けるメリットは大きいので、むしろそういう機会があって良かったと思うようになりました。結局どんな業務であっても、考え方次第で自分の成長につなげられるんだと気づくことができました。

ひと言で「汚れ防止」といっても解釈は色々。決めつけずに、ていねいにヒアリングします。

この会社でどんな成長が
できたと感じますか。

分からないことを周りにすぐ聞けるようになりました。以前は知らないことが恥ずかしくて、同僚や先輩に質問できなかったんです。でもこの職場は些細なことでも聞きやすい雰囲気があるし、先輩方を見ていると何よりも効率を重視して動いていることに気づきました。つまり一人で悩んでる時間はないんだなと。
また以前、一人でお客様にヒアリングに行ったものの何も聞けずに帰ってきたことがあって…。その時は恥を承知で先輩にアドバイスをもらいに行きましたね。そうした経験のおかげで積極的に何でも聞けるようになりました。

就活生にメッセージを
お願いします。

就活経験者として一番伝えたいのは、とにかく動こう!ということです。僕もそうだったのですが、一生懸命になればなるほど視野が狭くなってしまうことってあると思うんです。でも、実際に動いて直接話を聞いてみないと企業の本当の風土やカラーは見えてこないものです。自分で調べながらも積極的に行動をして、後悔のない就職活動をしてほしいと思います。

大学院時代と違い、効率よく仕事をしてなるべく早く帰るよう心がけています。おかげで健康になりました。
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