仕事内容を教えてください。
多糖類や甘味料などの食品素材や調味料を、担当エリアである近畿と北九州の加工食品メーカー様、健康食品メーカー様に提案・販売しています。
普段は近畿のお客様のもとに足を運んでいて、北九州へは月に2回ほど出張しています。業界によっては一度会社を出たら各地を跳び回って数日帰って来られない営業マンもいるようですが、私は北九州出張の時以外は毎朝出社し、夕方には帰社するスタイルで仕事ができています。
営業担当者も理系出身なのですか。
当社は営業担当者も理系学部の出身が多いですね。私は農学部で生物関係の研究をしていました。ただ、シロアリの酵素に関する研究でしたので、今の業務内容や担当製品とはほとんど関係ないのですが。
それでも基本的な理系の知識であったり、論理的な話の進め方や問題解決のスタイルは、大学時代に培われたもの。お客様の話を聞いたり説明する時も、また、研究開発の担当者様と接する際にも非常に役立っていると感じています。
やりがいを感じるのは
どんな時ですか。
やはり自分のアイデアをお客様が採用してくださった時ですね。
例えば3年ほど前、食品メーカー様に、当時流行り始めていた食感の飲料を手がけてはどうかと提案したことがありました。「その飲料の製造には弊社の多糖類が最適ですよ」と。結果、実際にそのメーカー様で商品化されたんです。それまでお客様がまったく手がけていなかった種類の飲料の開発ができたので、一層嬉しかったことを覚えています。
このように業界の新しい動きをお伝えしたり、あるいはお客様自身が気づいていない改善点を見つけて提案するなど、自分のアイデアが具現化される機会があることは非常に大きなモチベーションになっています。
仕事上で心がけていることは
ありますか。
お客様に対しても社内の人間に対しても、信頼関係を築くことを第一に考えています。例えば、営業担当者の一番の情報源はお客様ですが、いきなり色々聞いても教えていただけません。顔を覚えてもらい、パーソナリティを知ってもらい、そして時には私が持っている知識や情報を提供するなどして信頼を得なければ、親しい関係づくりも、こちらの提案を受け入れてもらうことも難しいでしょう。
同時に、社内に対しても、普段から積極的にコミュニケーションをとって交流し、困った時や必要な時にだけお願いをすることは避けるようにしています。そうした配慮を重ねて、次第にお客様や社内の人とも信頼関係ができ始めたと感じたのは、入社して数年経った頃だったと思います。先述の飲料のお話もちょうどその頃なんですよね。
入社して気づいた、
この会社の魅力は?
まず魅力的だと思うのが人間関係の良さです。学生時代の印象は、会社の上司や先輩には基本的に怒られるんだろうと思っていました。でも実際接してみたらフレンドリーな方ばかりだし、相談ごともきちんと聞いてくれるし、さらに皆さん、オンとオフの切り替えがしっかりしているから飲みに行ったり、プライベートの話をしている時はより一層楽しくって。学生時代の友人に、上司や先輩とよく飲みに行ったり、会話をしていると言うと驚かれることも多いので、恵まれた職場にいるんだと思います。当社は離職率が非常に低いのですが、こうした人間関係の良さ、風通しの良さが関係していることは間違いないと思いますね。また、普段は、終業時刻をちょっと過ぎたら大体の社員が帰宅していて、遅くなるとほとんど誰もいないんです。必要な時はもちろん残業もありますが、世の中が残業を減らす流れになる前から、当たり前のように不必要な残業はありませんでした。それって会社全体で効率の良い働き方ができている証拠ですよね。家庭を持つ身としてもありがたい社風です。
就活生にメッセージを
お願いします。
当社の仕事の面白みは、添加物といっても食品にとどまらず、医薬品、化粧品、コーティング剤、電子薬剤などの幅広い製品を取り扱っていることだと思います。
1つのジャンルを深めていく仕事にも面白さはありますが、私は食品素材を基本軸に、多種多様な業界のお客様やサプライヤー様と関われる今の仕事にやりがいを感じています。もし、幅広く色々なことに挑戦したいと考えているなら、ぜひ一緒に働きましょう!