仕事内容を教えてください。
ヘアケア製品やスキンケア製品など、化粧品の中に入っている原料の営業業務です。担当しているお客様は誰もが知っている有名メーカーからOEM（受託生産）企業まで50～60社です。この仕事をするようになって、世の中にこんなに多くの化粧品メーカーやブランドがあるんだと初めて知りました。
女性ですので化粧品はもともと大好きです。百貨店などの化粧品コーナーを見て回って「今は、こういう商品が流行しているのか。うちの原料でつくれないかな」…そんな市場調査も仕事のうち。新しいアイデアを思いついた時はワクワクします。
この仕事に必要な
スキルはありますか。
私たちが扱う化粧品原料の多くは、粉末。単に｢粉｣のままお客様の所へ持って行っても機能やメリットをなかなかイメージしていただけません。そのため、当社の研究開発員にお願いして色々な化粧品サンプルをつくってもらいます。「当社の原料を使うと、こんな風になめらかなテクスチャーになりますよ」という具体例が目の前にあると話が早く進みます。
私は農学部出身で、大学では色素の基礎研究をしていました。化粧品と直接の関係はありませんが、理系学部出身ということで当社の研究開発員ともスムーズにコミュニケーションできるのが強みかもしれません。研究開発員が忙しそうな時は、苦労しながら自分でサンプルをつくることもあります。大学時代の経験が、ここでも活きていると思います。
やりがいを感じるのは、
どんな時ですか。
お客様のニーズに応える提案ができた時、そして自分で考えた商品を「面白いね！」と喜んでいただけた時です。例えば、最近、お客様に提案した「あるアイデア」が採用されたんです。そのきっかけは百貨店の売り場を歩いていた時に面白い商品を見つけたこと。一見、つくるのが難しそうでしたが当社の多糖類なら簡単にできるんじゃないかとピンと来ました。多糖類は食品にも化成品にも使用されているので、食品の技術を応用すればいいんじゃないかと思ったんです。試しにつくってみたら、うまくできて「これは商品になる」と確信しました。お客様にも非常に喜んでいただき、採用につながって…。こういう時は強いやりがいを感じますね。
入社前と後で
会社の印象は変わりましたか。
就職する際、実はもう1社と迷っていたのですが、大学の先生から「あまり知られてはいないけれど、製薬会社の関連企業なら間違いない」と薦められてこの会社に決めました。いざ働いてみると、想像以上に優良な取引先が多く、製薬会社のグループ企業であるというブランドがビジネスをスムーズにしていると日々感じています。たくさんのいろいろな方と会えますし、「BtoBのビジネスって、こんなに面白いんだ」というのが、入社後に感じた大きな驚きです。
この会社でどんな成長が
できたと感じますか。
コミュニケーションスキルは、仕事の中で少しずつ磨かれている気がします。最初は営業に行っても、誰とでもスムーズに話ができるわけではなくて、商談が15分で終わってしまうこともありました。その後何回か訪問するうちにレスポンスが返ってきて、少しずつ話題が広がるようになっていきました。コミュニケーション能力って才能じゃないんですね。「慣れと努力」なのだとわかったことは大きな気づきでした。
そして、化粧品関係の仕事をしてるので「日本化粧品検定」に挑戦しました。その結果、一級に合格し、コスメコンシェルジュの資格を取得しました。毎日の仕事の中で必要な知識は吸収できているんだなあ、とこの時実感しました。また、あらためて化粧品について体系的に学習したことは日々の仕事の中で役立っています。
会社の魅力を教えてください。
私のように「オンとオフ」をはっきり分けたい人には、働きやすい会社だと思います。休日はプライベートを楽しむことに専念できます。平日みんなで飲みに行くこともしょっ中なんですけど。それも強要されるわけじゃなく、好きで参加しているので楽しいです。
私自身がいつも感じている、この会社の一番の魅力は「自分らしく働ける」こと。型破りなくらい個性的な人材でも能力を活かして伸び伸びと働ける会社だと思っています。
